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それが、「観相学極秘伝」だ。
詳しくはコチラをどうぞ！あなたが一念発起して禁欲生活に入ったとします。
セックスはもちろん、
オナニーも一切行なわない。
つまり、
日々着々と生産され続けている
精子を一切出さない。
というわけですが、
そうすると、
行き場を失った
精子は一体どこに行ってしまうのでしょうか？
あなたが
精子に対して抱いているイメージは、
ちょうどオシッコに似たものかもしれません。
精子を含んだ精液が体のどこかにだんだん溜まっていき
それがいっぱいになると、
ちょっとした刺激であふれんばかりに・・・・
そんな先入観があるからこそ、
「禁欲生活を送って精液を溜め続けると、
まるで膀胱がパンクするように、
いつか体のどこかに異常が起きるのではないだろうか？」
なんて心配になってきますね。
でも精液はそのものは、
どこかに溜まっているというよりも
射精に応じてつくられて、
体外にほとばしり出るもんなんです。
ちょっと難しい用語が出てきますが飛ばさないで読んでくださいね。
役に立ちますから。
あなたもご存知のように、
精子がつくられる場所は睾丸です。
この睾丸一個に一千本も詰まっている
曲精細管という内壁から精子が誕生しますが、
その後、
曲精細管の蠕動運動（ミミズなどの虫のように動くこと）や
分泌物の流れによって、精巣輸出管というところを通って
睾丸の上のある副睾丸に行って成熟するのです。
副睾丸とは別名を精巣上体といいますが、
引き伸ばすと６メートルほどもある細長い管です。
ここにたどりついた精子には運動能力がありませんから、
受精する力を持ち合わせいないので、
まだまだ半人前の精子ということになりますね。
そこで、
副睾丸の頭部・体部・尾部を
１０～２０日間もかけて運ばれているうちに、
精子は自らを改造する物質をつくり上げ、
運動能力とともに「受精能」を獲得します。
この受精能の実態とは何なのか、
これは現在のところまだよくわかっていません。
ただ、
睾丸から直接取り出した
精子は、
卵子に入り込むことができないといいます。
こうして、
副睾丸という保育器を後にした
精子は、
精管の収縮により
精間膨大部に運ばれて（体力を温存するため自らは泳がない）
あなたの射精の時を待つわけです。
また、
精液の液体成分は精管膨大部と隣り合っている
精嚢（せいのう）でつくられます。
精液の液体は黄色みを帯びたアルカリ性の分泌液で、
体力を温存していた精子を刺激して運動開始を告げるとともに、
精子のエネルギー源である果糖を供給するのです。
精嚢でつくられる液体は精液全体の
８０％ほどを占めるといわれていますが、
前立腺からもわずかながら分泌されています。
こちらは無色透明で弱酸性、
あなたの精液の青臭さのもとになる分泌液です。
その役割ははまだ不明な部分が多いですが、
精嚢の液体成分と同じで
精子の活動を活性化させ、
スムーズに尿道を通過させるのに役立っていると考えられます。
そして、
あなたが射精の瞬間、
おのおのの場所で出番を待っていた
精子と精嚢の液体成分は、
射精管の合流部分で混じり合い、
尿道を通っていっきに放出されます。
つまり、
精液とは完成された状態でどこかに溜まっているのではなく、
必要に応じてミックスされているのです。では、
精管膨大部に待機している精子たちは、
射精のチャンスに恵まれなかった場合、
どうなってしまうのでしょう？
精子の体内での寿命は、
およそ１０週間といわれています。
その間、
体外に出されることがなかった精子は、
精管膨大部で非業の死を遂げ、
そのまま分解、吸収されてしまうことになるのです。
射精をしないことで体に悪影響が出ることはありませんが、
あなたが、
「かわいい息子たちに、せめてひと目でも外の世界を見せてやりたい」
と思うなら、
禁欲生活を早々に切りあげて、
セックスやオナニーをしっかりやってあげることです。
しかし、
一生のうちに生産される天文学的な数（一兆ともいわれていますよ）の
精子のうち、
卵子と結ばれて無事赤ちゃんへと成長するのは、
ほんの数えるほどなんです。
その意味では、
非業の死は
精子の宿命なのかもしれません。
それだけに、
彼らの行く末に心を傷めていては、
とてもあなたの体はもたないですね。
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