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膣圧と締まり具合にはたくさんの不思議な話があります。

あなたが男性だった場合、
女性の性器を評価するときに、
「締まる」だの「ゆるい」だのという膣圧の表現をしませんか？
（女性には失礼ですが・・・）

この締まるとか、ゆるいとかは
男性の経験や感覚によるところが大きいです。
その時のあなたの状態にもよります。

前戯間もない時と、
挿入直前では膣口の広がり方も違いますし、
挿入後ではもっと違います。
ざらざら感についても、体調によっても変化しますし、
濡れ方によっても感触は変わってきます。


こういう話は自分のサイズをタナに上げてケシカラン話と思いますが、
実際、女性の膣圧、膣の大きさや締まり具合とは
どのくらいあるものでしょう？

まず、
膣の奥行きですが、
膣入り口から子宮までの長さは
日本人女性の平均で７～８cmで、個人差はほとんどありません。

「え？それなら自分のサイズで充分どころか、
　長すぎるってこと？マイッタな～」と、
あなたも今ニンマリしませんでしたか？

でも、
女性のカラダはそんなに単純なものではないんですよ。
確かに膣の長さとペニスの長さを比べれば、
ペニスを根元まで挿入するのは本来は無理ですが、
女性の体は興奮すると子宮を奥に押し上げる仕組みになっています。

さらに
膣は円筒形ではなく上下につぶれており、
しかもきわめて収縮性に富んでいるので、どんなサイズや形のペニスでも、
すぐに順応してフィットすることができるのです。


「そうは言っても世の中には膣でバナナを切ってしまう女性も
いるというのに、ボクの彼女はそうじゃないんよなぁ・・・」と、
あなたも釈然としないと思いますので、
ちょっと膣圧と締まり具合について一緒に考えてみましょうね。

女性の興奮が高まると、
膣入り口から３分の１ぐらいまでの
膣壁は厚みを増してきます。

簡単に言えば興奮時の膣は、
「入り口が狭く、奥が深い」状態になります。
だから、どんなに大きなペニスでも受け入れつつ、
締め付けることができます。

さて、
膣圧は入口から３分の１までの筋肉の収縮によって
生まれるわけですが、どのくらいの圧力かというと、

２０歳代の未婚の女性の平均が２５㎜ｈｇ、
人によっては５０㎜ｈｇを超える場合もあるそうです。
これはバナナを切るには充分な圧力です。

ストリッパーなどの、
訓練を積んだ女性だと１００㎜ｈｇを超えますが、
そこまで膣圧がなくても、充分にペニスを締め付けることはできますね。

では、
なぜ膣圧と締まり具合に不満を感じている男性が多いのか？
それは、膣壁が収縮するには、
「オーガズムに達したとき」という条件があるからです。

膣入口から３分の１ぐらいまでの部分には、
強烈に感じるGスポットがあるといわれているとおり、
膣は女性にとって最大の性感帯なのです。

オーガズムに達すると膣の内径が３分の１程度になるまで収縮して、
ペニスを締め付ける。

要するに不満タラタラの男性は、
女性をオーガズムに導くだけの技量がないということ。
「あの女は太平洋なんだよなぁ」なんて話を人前でするということは、
自分のセックス下手を世間に公表していることと同じことです。

あなたも気をつけてくださいね。

それから「ゆるい」に関してですが、

出産を一度すると膣壁はつるつるになるみたいです。
だから２度目以降は赤ちゃんが出やすいんです。

これは、摩擦が強ければつるつるになるにつながるかもしれません。
よく、出産後、タンポンがとっても入れやすくなったと、
聞かれることあると思います。

出産の時、膣は直径１０センチくらいまで伸びるものです。
赤ちゃんの頭囲がだいたい３０センチちょっとあるからです

それくらい伸縮性のあるものだから、
セックスだけで緩くなる度合いなんて知れていますね。

出産するとすごくゆるくなりますけど、
元通りとは行かないまでもだんだん締まってきます。

また、
膣圧と膣の締まり具合は骨盤の開きとも連動しています
いくら処女でも年をとってくると、
骨盤を支える筋肉が弱まってこれば骨盤が開き気味になり、
締まり具合が悪くなります。

年齢と共に、
腹圧がかかったりすると尿失禁しちゃう人も増えますし、
膣だけでなく身体全体のゆるみは、誰にでも起こるはずです。

湯船に使って、
リラックスしていると、
膣の中にお湯が入ってきて
湯船からあがると、
まるでおもらしでもしたかのように、
ジャーっとお湯が流れ出た・・・という経験の方もおられるかもしれません。


それでは膣圧と締まり具合を良くする方法を
皆さんどんな風にやっているのでしょう？

一般的には、
お尻の穴をキュッと締める運動でだいぶ良くなると言われますね。
その身近にできる具体的な方法は、

たとえば、
セックス中は誰でもゆるくなる状態があるみたいで、
女性がイク時は締まってケイレンして気持ちいいらしいから、
先に行かせてもらいその時を狙ってもらうのも手もあるかもしれないし、

家事や育児で忙しい時は、
トイレの便座に腰掛け、尿を止める運動後、
片足ずつ９０度にあげ足首は体に向けて10秒するとか、

カカトをつけずに食器洗ったりとか、
「キュッ！」と締める運動を日常で取り入れ、
気分良く過ごしたいですね。


それから、
締まり具合というのは、
とても大事だということも再度認識しておいてくださいね。

というのは、
尿失禁症に悩んでいる方が
日本人の３０代女性の３人に１人、
５０代の女性では３人に２人が失禁症だということをご存知ですか？
実に５００万人以上の女性が尿もれに悩んでいると言われています。
これも締まり具合が影響してますし、

また、
産後の膣圧のゆるみです。
産後、骨盤底筋や膣が充分に回復できないという女性はたくさんいます。
出産以前の力をペニスに加えることができなくなり、
性生活がうまくいかない。

また、
十分なオーガズムを得られないことも、
日本人女性の３人に１人しか膣でのオーガズムを体験できていません。
多くの女性がどうしたらオーガズムを得ることが出来るか
わからないままセックスをあきらめています。
これも膣圧と締まり具合が影響しているでしょう。

もし、
あなたがこのような症状のあったら、
膣圧トレーニング器などを利用したエクササイズも大事になりますね。


最後に、
膣圧と締まり具合、
これは、
相性の問題でもありますから全ての男女に共通とも言えません。

彼女の締まり具合があまりにも良すぎて、
早漏気味になって悩む男性もいれば、
性交痛に悩む女性もいます。その逆もまたあります。

お互いが良ければ、
それが最高だと思いますが、
あなたは・・・？



本当に気持ちいいセックスって不思議ですね。


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